2011年5月22日日曜日

ルーテシア リジカラ取付け

Akrapovic 装着と同時に、巷で話題(?)のリジカラ(前後)を取り付けてきました。
写真はリア用。
色は金色ですがアルミ製のカラーとワッシャー 各6個。
これで税込\21,000也。
下の箱がフロント用。 お値段は前後で同じ。

フロントの取付け風景。
こんな感じでカラーが入りますが、写真じゃ分かり難いですね。 まっ、場所が場所なだけに、直に見ても分かり難いのですが、、、、
リア。
トーションバーとボディーの接合部にカラーとワッシャーを挟み込みます。 片側3箇所。







既に永尾さんclio3RSさんなどの先人達のコメントがありますので今更ですが、帰りに高速道路を中心に200km程走ってみての私自身の感想、

ポジ: 高速道路の繋ぎ目や大きなうねりに対する反応性はもともと上質なルーテシアRSですが、更にジェントルになった印象。 車線変更などのステアに対する反応性はやや向上したかな?
ネガ: サスペンションがきっちり追従できない様な細かな凸凹に対する振動が、ややピーキーになった印象。 ただし振動の収まりはよくなった様な、、、

総合的な感想としては、ボディー剛性を上げることによって生じるメリットとデメリットがそのまま出ているという印象です。 以前パンダにロールケージを組んだ時に感じた印象と似ているかも? サーキットやワインディングを中心に考えるならアリかも?ですが、普通に走る分には?? 値段も値段やし....

ルーテシア Akrapovic Evolution 装着

某日、名古屋郊外の秘密基地にてエキゾーストの交換をしてきましたので、レポートします。


朝7時前に家を出て一路東へ。  200km 先の主治医のところに到着したのは、9時前。
待っていたのは、2月に当ブログでご紹介した Akrapovi Evolution exhaust system for the Renault Clio III RS 200。 結局今回は個人輸入はせず、正規代理店モノです。
写っているのは、センターパイプより後ろのジョイントパイプとサイレンサー。 持った感じは、「ステンレスのわりに軽い!」
"Made in Slovenia" の文字が控えめに印字されています。
バイクのサイレンサーをご覧になったことがある方はご存知でしょうが、非常に丁寧に造りこまれており、旧東欧圏の国の工業製品とは思えません(・・・失礼)。 溶接箇所などを見ても職人の"手作り感"が溢れていますが、決して粗雑ではなく技術レベルの高さが伺われます。 いいなぁ~、職人仕事!
で、取付け。
まずは、リアディフューザーを外します。 ナンバープレート周辺やボディとディフューザーの接する周りにマスキングテープを貼ってから、、、という丁寧な仕事ぶり。
大型の「湯たんぽ」のようなサイレンサーが見えます。
ルーテシアのエキゾーストは触媒から後ろが一体になっているので、リアアクスルを落とさない限り、まるごと外すことが出来ません。 そこでサイレンサーの前でパイプをカット! この部分には予めポンチで2箇所 印がつけられておりその中間でカットします。 純正のサイレンサーにサビなどで穴が開いた場合、ここでカットしてサイレンサーだけ交換するためだそうです。
次にエキマニとそれ以降(センターパイプ)をつないでいるクランプを外し、センターパイプを取り外します。
綺麗に何もなくなりました。
奥のほうにエキマニの後端が見えています。
因みにペロンと垂れ下がっている2本のリボン用の線は "Red Point" さんで付けていただいた、マフラーアース。 
右端に見えている何の変哲もないショックアブソーバー、KYB製でした。 これには主治医もビックリ! ひょっとしてパワステも?
続いて新しいセンターパイプを装着。
中程に斜めに刺さっているパイプのように見えるのはラムダセンサー(O2センサー)の取付孔。
ジョイントパイプとサイレンサーを仮組みし、位置合わせをした後に、計4箇所のクランプとマフラーハンガーを本締め。
マフラーアースをサイレンサーとジョイントパイプと繋ぐクランプのボルトに共締めしました。 簡単に書きましたが、アース線に付いていた丸型端子の穴径がボルト径よりも小さかったため、メカニックさんがドリルで穴径を広げてくださいました。
写真でも判りますが、溶接痕に職人仕事が見て取れます。
最後にディフューザーを元に戻して終わりですが、その前に写真のようなカーボンのリング(Carbon fiber tail pipe) を取付け。 リアルカーボンで、近くで見るととってもカッコイイのですが、遠目で見るとオリジナルのシルバーよりかなり地味(笑)。


メカのお二人さん、ありがとう!
マフラーそのもののクオリティーにも感心しましたが、取説(Installation instructions)もフルカラーで非常に分かりやすいものでした。 某イタリアメーカーでは考えられないクオリティ!
一緒に、"Street-legal component approval certificate"、通称"eマーク"の証明書も付いています。 マフラーの規制に関してはこちらに解説がありますので、詳しく書きませんが平成22年(2010年)4月以降に製造されたうちのルーテシアRSは規制の対象になるはずです。 しかしこの eマーク(欧州連合指令適合品表示)があれば大手を振って車検を受けられます(笑)。
因みにこのアクラポビッチのマフラーには"e24"と表示がありますが、この"24"はアイルランドの公的機関で認証を受けた事を示しているようです。(証明書に Issued by: National Standards Authority of Ireland の記載がありました)


それでは皆さんお待ちかね(?)の装着後の感想です。
まずは音ですが、アイドリング時は至って静か。 近所から白い目で見られることもなさそうで、一安心(笑)。 ノーマルより若干低音かな?という程度で、言われなければサードパーティ製のマフラーとは気づかないレベル。 加速時は3000rpm位までは割と普通、3000~4000rpmはややくぐもったような音で若干室内にもこもり気味。 4000rpm以上で乾いた感じの快音に変化していきます。 どの回転域でもカーステの音楽が聞き取れなくなるような爆音ではありません。 しかも音量が大きくなるのは、あくまでも加速時のみで、アクセルがパーシャルあるいはアクセルオフの時には思いの外静か。 この傾向は例え4500rpmでも同様です。
エンジンがロングストロークなので、フェラーリのような高音を期待してはいけません(笑)。 基本的に低音系ですが、下品な感じのドロドロ系ではありません。 


性能面では、劇的な変化はもちろんありませんが、メーカー公表のトルクカーブが示す通り、4000rpm以上でトルクが厚くなったように感じます。 吸気系の改善と組み合わせたら、もう少し感じが変わるかも...
それより何より、ドライバーの気分を盛り上げる効果が抜群で、普段より多めにアクセルを踏みたくなります。 ドーピング効果は十分と判断します(笑)。


丁寧な作り、音量、音質、、、どれをとっても「大人のホットハッチ」であるルーテシアRSによく似合う、上質なエキゾーストシステムだと思います。 これで定価20万円強は、はっきり言ってお買い得!


参考:動画は私の車ではありませんが、同じファクトリーで取付したルーテシアRSのものです。