2011年1月29日土曜日

椅子フェチ? (その3)

その3。
大御所、ハンス・J・ウェグナー(Hans Jørgensen Wegner)の特集(?)です。
ウェグナーの椅子は優れたデザインと座り心地の良さで私が大好きな椅子ですが、そのなかでも "The Chair"(1949)はその名の通り、椅子の中の椅子。 アームチェアの傑作品です。 一見何の変哲もない椅子ですが、座面の角度や背もたれのアール、手をおいたときにしっくり落ち着くアームなど、全てが「良い座り心地」の為にデザインされています。 また、アームと背もたれの繋ぎ目に見られる木目の切替などはウェグナーの椅子に共通する特徴ですが、単なる座るための道具を超越した存在感を示しています。
この椅子、私の母親が購入したものですが、現在は我が家にあります。 ただ、子どもが小さい間は乱雑に扱われる心配があるので、ダンボール箱にいれたままです。 そろそろ引っ張り出してきてもいいかな?(笑)


次はウェグナーの奥さんが最もお気に入りだったと言われる PP701(1965) ダイニングチェアー。
ウェグナーの椅子には珍しくパイプフレームが採用されており、そのため非常に軽量なのが特徴です。 ダイニングチェアーは移動させることも多いので、そのあたりも考慮して設計されたのでしょう。 座面は革張り、背もたれがウッド。 座り心地は言わずもがな、、、
背もたれの寄せ木のデザインは私の大のお気に入りです。
技術的なことはよく分かりませんが、かなり凝った細工になっています。 にも関わらず押し付けがましさは微塵もなく、軽やかなデザインで毎日見ていても見飽きることがありません。
この椅子は私のダイニングチェアとして日々活躍してくれています。
ただ、手入れの悪さから座面のレザーがひび割れてしまっています。 張替えないといけないのですが、近所に腕のいい職人さんが居ないものかと、、、 どなたか阪神間で椅子の張替えが得意な職人さんをご存知でしたらご紹介下さい。


このソファGE290 3-Persons sofa(1953)も母親が購入してきて、我が家にあるものです。 リプロダクト品ではなく、オリジナルの修復品です。
ほぼ直線で構成されたデザインなのですが、全ての部材の角は綺麗に丸められ、全体としてみると柔らかな印象を持ちます。 これもウェグナーのデザインのマジックなのでしょうか?
座面の角度の絶妙さ、やや固めのクッションで長時間座っていても疲れることはありません。 もちろん寝転がっていて、そのまま寝込んでしまうこともしばしば、、、(笑)。


これらの椅子の他に、実家にはYチェアーが何脚かと、ピーコックチェアー、ロッキングチェアーがあるのですが、そのうち我が物にしようと企んでおります(笑)。 でもその前にもっと大きい家に住まないと、、、(泣)。

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