2018年9月30日日曜日

冬物のジャケットを新調しました!

RING JACKET MEISTER 淀屋橋店で6月に開催されたオーダーフェアで注文していた冬物のジャケットが少し前に出来上がってきました。

RING JACKET には『メジャーメード』『パーソナルオーダー』『フルオーダー』『206フルオーダー』の4種類のオーダーがあり、この順番で価格が上がっていきますが、今回は『パーソナルオーダー』でお願いしました。
スタイルは3つボタン段返り、脇パッチポケット、胸バルカポケット、サイドベンツ、袖4つ重ねボタン、裏地は総裏という極々スタンダードなものです。

選んだ生地は RING JACKETが独自で現地仕入れした CARLO BARBERA のウール100%。 黒と白の平織り(?) 故にグレーに薄〜くブルーのウィンドウペーンがのった如何にも CARLO BARBERA らしい表情のある生地です。
スーツやジャケットのオーダーって、生地を選ぶステップが一番ワクワクして楽しいんですよね。大きなロールの生地がある場合は体に当ててみたりして、大雑把なイメージを掴むこともできるのですが、バンチの小さな生地だけで出来上がりを想像するのは素人にはなかなか難しいことです。 それ故にどんな出来上がりになるか、ドキドキしながら待つという楽しみが生まれるんですねぇ。
RING JACKET のジャケットは既製品でもなで肩の私の体型に馴染みやすいのですが、『パーソナルオーダー』では、着丈、肩巾、上胴、中胴、毛回し、袖丈、撫で肩、怒り肩、反身、屈伸、つき取り等の体型補正ができます。私の場合はなで肩と反身、体の割に肩周りがゴツい、出っ尻という体型なので、ツキジワ、サイドベンツの開きが既製服ではいつも気になる点です。これらは主に反身の補正を行うことで解消され後ろ姿がすごく綺麗になるそうです。 


その他、オーダーではボタンの種類や裏地(袖裏)を選ぶ楽しみもありますね。今回ボタンは黒蝶貝のものを選びました。 通常であれば生地の質感と合わせて、つや消しの水牛ボタンなどを選ぶところかもしれませんが、少し遊んでというか、あえて生地とのコントラストを出しエレガントさを足してみたかったのでこの選択となりました。 裏地はお店の人におまかせしました(笑) 全部自分で選ぶより、出来上がりを楽しみに待つワクワク感を1段上げたかったので、「無難な選択をしないで、ちょっと遊んで」と無茶振りをした結果、担当の方が選んでくれたのが渋いグレーのストライプ。 出来上がりを見て「そう来るかっ!」と膝をたたきました。 担当のTさん、ありがとうございました!

着心地はもちろん最高です。 日本人の体型を研究し尽くし、既製品でもとても柔らかな作りで着心地の良い RING JACKET のジャケットですが、CARLO BARBERA の柔らかな生地と補正によって体にジャストフィットしていることが相まって、着ているのを忘れるくらい楽ちんです。 最近はポリウレタン混のストレッチ素材を使ったパンツやジャケットが出回っており、楽ちんな着心地でとても人気がありますが、天然素材100%でも生地のナチュラルストレッチと仕立ての良さでここまでの着心地が得られるのですから、伝統的な仕立ての技術というのも大したものですね。
少々、お値段は張りましたが、良い買い物ができたと思います。 きちんとお手入れをして、永く大事に着たいと思います。 早く寒くならないかなぁ〜(笑)

0 件のコメント:

コメントを投稿